メッキと学問
最新テクノロジーやものづくりにおいて、メッキ加工は切っても切り離せません。ということは、メッキの知識や技術、歴史を体系化させた「学問」が存在するのか?と誰かに聞かれたら、「NO」と答えます。とても残念ですが。
世の中にはさまざまな学問があり、学校で学ぶことができるのですが、今現在「メッキ学」というものはありません。しかし、この仕事を成立させるために社員たちは電気や化学、物理など、科学にまつわる知識や技術を複合的に理解し、習得する必要があります。
例えば、メッキを加工する際に当然薬品を使うので、その知識やそれを扱う技術のことを身につけなければなりません。もちろん、薬品を扱うのに資格もいります。薬品だけではなく、検査をする時のために放射線やラジウム、X線などを使うので、その際にも資格がいります。第2回目「メッキを運ぶということ」で、メッキ加工された部品を運ぶ際にも多種多様な資格がいることに触れました。つまり、仕事の入口から出口まで、専門分野の知識と技術の習得をしなければなりません。メッキの企業とは、専門家たちの集まりと言えるでしょう。少なくとも、浜岡鍍金はそのように自負しています。
さまざまな科学の要素が複合されているメッキ加工。一番学べるのは、仕事をしながら自分の身体に知識や技術を染み込ませることです。もし、メッキ加工はもちろん、科学を活用して仕事をしたいという方がいましたら、一度、私たちにご相談ください。私たちもそのような方から刺激をもらえるのでは?と期待していますので。
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