メッキと世の中

メッキと聞いて何をイメージされますか？

たとえば、「ピカピカ」や「キラキラ」ですかね。たしかに、メッキ加工によって部品の見た目が良くなる、キレイになるというのは間違いありません。実際、メッキにはさまざまな機能があります。もっと言うと、メッキが持っている機能や可能性をうまく使って、世の中が成立していると言っても過言ではないと思います。

単純に部品や製品の美観を上げることはもちろん、「錆びなくさせる」「放熱性を上げる」「滑りを良くさせる」「電気を流れやすくさせる」などなど。これらの機能をメッキ加工で与えることで、今、多くの人が豊かに安心して暮らせています。

スマホで連絡が取れるのも、パソコンで仕事ができるのも、新幹線で出張や旅行へ行けるのも、スペースシャトルで宇宙へ行けるのも、メッキがなければ、すべてできません。

私たちの身の回りにあるものを分解すると、必ずメッキ加工された部品が出てきます。それくらいメッキは身近なものなのです。メッキに代わるものとして、塗装などの表面処理があります。しかし、そもそもメッキ加工ではないとダメな部品があったり、他の表面処理がメッキと比べると機能面やコスパがあまり良くなかったり。なので現在、そして未来でもメッキは求められるのです。

時代を回しているもの、家庭や人生を豊かにさせているものの中にメッキされた部品が入っているのです。メッキは世の中と密着に関係し、これからもみなさんの毎日を支えていきます。