メッキを運ぶということ
第1回目では「メッキと世の中」ということで、メッキは世の中と密着に関係し、みなさんの毎日を支えているということをお伝えしました。
生活で使うものやテクノロジーに関係するもの、それらはメッキで加工されたさまざまな部品を組み合わせて、はじめて製品となります。今や切っても切れないメッキと私たちなのですが、実はメッキを運ぶということはものすごく大変なのです。あまり知られていないですけど。
何が大変かと言いますと、届けるまでに丁寧な作業を心がけることはもちろん、いくつもの免許や資格が必要なことなのです。
まずはトラック運転免許が必要。しかし、4tトラックではなく、かなり重いものを運ぶので10tトラックが必要になってくることが多くあります。最近4tトラックが主流なので、運転手確保も難しいのです。また、10tトラックに商品を積むためにフォークリフトの免許もいります。時と場合によりますが、クレーンにものをかけ外しをする作業に必要なクレーン免許や玉掛けの資格も。免許や資格も必要ですが、取引先様がご要望の時間通りに届けること、雨濡れや転倒に気をつけることも重要です。
メッキを運ぶプロフェッショナルは、日々当たり前のことを当たり前に行なっています。このコラムを読んでいただいた通り、メッキを運ぶということは本当にむずかしいのです。それを、なんと浜岡鍍金でやっているんです!すみません、ちょっと自慢してしまいました。
そんなメッキを運ぶプロフェッショナルが、浜岡鍍金には複数人います。なぜなら、誰かが病気やケガなどでその日運べなくても、誰かが運ぶことができるようにしているからです。今はメッキを加工するだけではなく、運ぶまでのクオリティも求められている時代だと感じています。だからこそ、毎日、浜岡鍍金のトラック運転手たちは一生懸命なのです。
みなさんも、町中でめっきんくんステッカーが貼ってあるトラックを見かけたら、「あいつら今日もがんばってんなぁ」と思って、手でも振ってあげてくださいね。運転手たちも喜びますので。